体の調子が悪いとき、行くところに整体や接骨院、整形外科があります。
似たようなことをしているというイメージもありますが、それぞれできることが変わってきます。

整体でできることとはどのようなことなのでしょうか。
ほかとの違いとはどのようなことがあるのでしょうか。

整体でできることとは筋肉への訴えがけ

整体でできることとは、症状に直接アプローチするのではなく、体全体の筋肉を正しい位置に戻すことで、全体のバランスを見ながら症状を改善していくこと。

直接アプローチしなくても、体全体が整ってくると、体の筋肉や骨の一部の不具合が正しい状態になっていきます。
結果的に骨へのアプローチにもなって、ついている筋肉を改善していってくれます。

他の筋肉でバランスが整えば、自然と不具合が起きているところも次第になおってくることもあります。
正しい姿勢を手に入れ維持することができれば、再発はしにくいでしょう。

痛みや症状を改善する施術

整体でできることは、痛みや症状を改善していくことにもあります。

コリやゆがみ、ズレなどを改善しながら治していきますので、全体のバランスが整っていけば、また同じような痛みを引き起こすことは避けられます。

一部を治療するわけではないので、根本的な解決につながります。
普段の姿勢や生活内容などで、一度不具合が起きている場所はまた簡単に再発し、施術する前の良くない状態に戻ろうとします。

このため定期的に整体に訪れ、筋肉が正しい位置に完全に戻るまでまめに通うことで、健康な状態を維持しやすくなるといえます。

マッサージのようなリラックスを目的としているもの

整体は痛みや症状を直接的に解決するわけではないため、マッサージのようなリラックス効果を感じることもあります。

整体ででの施術は、筋肉が緩みますので癒しやストレス解消にもなります。

このように普段の施術で直接的な治療方法がなくても、筋肉の緊張からくる不具合は改善されることになり、やがてコリもなくなっていきます。

緊張やストレスからくる不具合は、癒しも目的の一つとして選ぶのがおすすめといえます。
また、金銭的に無理のない範囲で続けられると良いのかもしれません。

血流も良くなり、体が温かくなり、血色も良くなりますので、冷え性がなくなったり体へのほかの具合も改善されるでしょう。

柔道整服師という国家資格を持って保険治療しているのが接骨院

一方、整体と似た名前で接骨院があります。

接骨院は保険が適用されたり、柔道整服師という国家資格を持っています。
整体院でこのような資格所有者はいません。

整体でできることは、似たような名前ですが接骨院とは違います。

一番の違いは、接骨院は不具合が起きている骨に直接アプローチしながら改善していくことなり、整体院は全体の筋肉を見ながら調整して改善されていることになります。

傷みがひどくすぐにでも改善したい時は接骨院がおすすめですし、慢性的で痛みや症状を抑えるのは、整体院といえます。

慢性的な不具合に接骨院のような患部にアプローチしていても治らないこともありますし、整体のように周囲にアプローチしていたら自然に治っていたこともあるため、上手に使い分けすることも大切でしょう。

交通事故直後の施術にはあまり向いていない、慢性的な症状の緩和に

接骨院や整体の選択もありますが、交通事故などになると、まずは整形外科でレントゲンを撮り本当に骨折しているか確認しないといけません。

その結果によっては、しばらく病院に通うことになったり、病院に行かなくても治るようだったらまずは接骨院という選択になります。

しばらく続けていて、骨の調子が良くなっているのなら良いですし、筋肉の調子が戻らない場合は、整体院でそのまま施術をしてもらっても良いでしょう。

整体は全体でバランスを見るため、強くて丈夫な体になりやすいです。
そのため、新しい不具合への予防へつながりますし、ほかの部位にも良い影響になっているといえます。

自分のニーズに合わせて施術してもらいたいところを選ぶのが重要

不具合が起きた際、急性期は病院を受診しても良いですが、腫れや傷みなどもなく元気に過ごしている場合は、そこまでひどいものといえません。

そのため、まずは様子見をした後接骨院の受診もおすすめです。

しばらく続けても効果がないようでしたら合っていないということになるため、整体にうつれば筋肉にアプローチできるため、全体的にも整ってくるといえます。

明らかにひどいのは接骨院や整体にいっても治らないため、整形外科を受診したり自分にとって必要なところを選べるのがベストです。

なお、保険治療ではないときがあるため、有料となりお金がかかることもあります。
整形外科も病院のため、保険治療はできますが、治療内容によっては有料になるところもあります。

何度か通って治らない場合は、アプローチ方法を変えることで症状が改善されていくことになります。

今自分がどうしたいか、今の症状は何をしたら治ってくるのか、をよく考えれば自分が行かなくてはならない場所がわかってくるはずです。

整体でできることとはどんなこと？違いに気付く

整体は保険治療ができなくて、接骨院や整形外科とは違います。

整体でできることは、患部へ直接アプローチしていくことではなく、体全体に整体の施術をして、筋肉に対してバランスを整えていく流れです。

姿勢を正したり骨盤の位置を調整することで、根本的に症状が治まっていきますので、安定するまではマメに通うことがおすすめです。

接骨院は骨にアプローチしていますし、患部に直接治療していきます。
整体院は筋肉にアプローチしていますが、患部以外を整えることもあります。

骨折やひどい腫れや炎症は最初から整形外科に行った方が、今後の治療方針も決めやすいといえます。
あまり重症度がなく、目に見えた症状が少ない場合、様子見でよい場合もあります。

出ている症状に対して、適切ではない場所に通っていても、時間がかかるばかりで改善されない場合もあります。

骨折など事故には整形外科、一部の骨や直接的アプローチをしたい場合は接骨院、筋肉を見ながら全体的にバランスを整えていくのが整体院になります。

うまく使い分けすることで症状も良くなってくるといえます。